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【小説:感想】BLACK BLOOD BROTHERS 3巻 特区震撼 / あざの耕平

うわー、分厚いーという感じのBBB3巻。
1巻の感想はこちら。
2巻の感想はこちら。

しかし早売り目当てに神保町まで行ったのは久しぶり。
というか、秋葉での早売りは駄目で、神保町でなら良いというのはどういう了見なのか、角川書店を問い詰めて見たかったりします。
歩きで15分くらいしか変わらないのになぁ…。

以下、ネタばれです。

2巻は前編だったということなので、3巻は主に2巻の決着編。
ジローとコタロウの兄弟が最終的に特区に腰を落ち着けるまでのお話。

九龍血統の顔見せだとか、カンパニーの裏事情だとかが出てきましたが、とにかく分厚かったというのが感想です。
読んでも読んでも終わらなかった。キャラ数が多いので、仕方が無いところがあるんですが今後このままのキャラの動かし方で大丈夫なんだろうかと不安になったりしました。
今回は前後編ですが、そのうち上中下完結編1、2、3とかが出なければ良いな、と(笑)

以下、キャラごとの感想。

○ジローさんは情けない。
ジローさん情けないわ、影薄いわ。(というか、九龍姉弟目立ちすぎ)

なんというか、ジローさんは本当はいっぱいいっぱいな人だということが良くわかりました(笑)
そりゃ聖域の人たちも外に出すのはさぞかし心配だっただろう(笑)

逆に言えば、ジローさんは精神的には普通の人だなという感じ。
『彼女』と出会わなければ普通の人生歩んで普通に年を取ったような気がします。
『彼女』との出会い編とか読んでみたいんですが、そのうち拝めるんでしょうか…。

まぁジローさんは、周りの人たちに振り回され続ける星回りのようなので頑張ってください。(カーサ然り、陣内部長しかり、リンスケ然り)
ミミコさんも「ジローさん弄り」をスキルとして覚えたようなので、今後の更なる苦労を期待します(するな)

ところで、今回で示現流の使い手であることが判明したわけですが、もしや九州出身者なんでしょうか。
(ジローさんのモデルは東郷平八郎なんじゃないかとかこっそりと思って居たので、示現流が出てきた時点でニヤニヤしていました。)
というか、ジローさんが英国に渡ったのは日露戦争の前なのか後なのか、どっちだー。

○コタロウ君の友達百人できるかな?
友達を作りに田舎から出てきていたのか!(笑)
そういうノリで聖域から出てきて九龍血統にぶつかったら逃げたくなるジローさんの気持ちもわからないではない(笑)

しかしここの兄弟も、コタロウは始祖ボーナスがついている無敵キャラなので、コタロウの無茶のしわ寄せが全て兄に行っている辺りが涙を誘う感じ。(直感的に間違った行動を取らないというのはかなり強いボーナスだと思います。)
というわけで、コタロウは兄のことをもうちょっと大事にしてやっても罰は当たらないと思うんですが、子供にそれを望むのは無理なんだろうかとか思ったりもしたり。

○陣内さんは人でなし。
大手企業の折衝関係の部長クラスは人でなしばっかりだ、という偏見をさらに強化してくれた人。
ある意味で、BBB3巻内で一番の人非人だと思います。

1、2巻の時点で「そのうちやってくるであろうジローさん(とコタロウ)のために、孤児だったミミコさんを仕込んでおいたんだったら、なんて嫌な人なんだろう」とか思っていたんですが、まんまそのとおりだったとは思いませんでしたよ。
あまりの人非人っぷりに思わず惚れそうです。

しかし年を取ってしまう自分の代わりに女性のミミコを用意しておく辺り親切なんだか、気の回しすぎなんだか(笑)
ところで台詞からするとジローさんに血を吸われたことがあるようなんですが、今回の話を読む限り、香港時代の人間の役割ってバックアップや折衝はもとより、いざというときの栄養ドリンク扱いだったのだろうかとか思ったりもしたり。
というか香港聖戦参加者は大体血を吸われた経験がありそう。

○カンパニーの社長は2代目
カンパニーが本当にヤクザだったとは。
大手企業はヤクザと変わらない、という偏見をさらに強化してくれる設定でした(笑)
確かに社長は香港経験者ではないっぽい雰囲気がありましたが、ヤクザ屋さんだったかー。

情報部の杭打ち張さんは、出番はあっても性格とかまだよく出てきていないので次以降に期待かと。
容赦ない性格なのは大体わかりましたが。

○ゼルマンさんは面倒見が良い
2巻の時から思っていたんですが、地の文で色々と書かれていても、実際の行動を見ていると面倒見が良いとかしか思えません。
なんだかぶつくさと文句を言いながらも、やるべきことはやっているという感じなので、そう思うのかも。

結局ゼルマンって平時のときは特区内のガス抜きの象徴であり、必要悪として特区の必要要素に組み込まれている存在だな、と。

ただDクラッカーズの甲斐に比べると、立ち位置がふらふらしている感じがするので、もう少し巻が進まないとキャラが見えないかも。
でもサユカとの約束を思い出しているあたり、やっぱり律儀だよなぁとは思います。

○九龍王さんは子沢山。
9人姉弟って…そ、それは多すぎませんか?
BBBは一体何巻予定なんだろうとか思ったりもしたり。大丈夫なんでしょうか。
あと一番目が「カ」から始まって、以下ア列で続く辺りを見ると九龍王は「ア」なんだろうなぁと。
またラスボス(?)が「A」なんですか。
そして『彼女』の名前が「アリス・イブ」と。
まぁ賢者と九龍の血統には因縁があるそうなので、その辺りも含めて今後の楽しみにしておきます。

○カーサお姉ちゃんは予想通り。
カーサさんは想像していた性格とほぼ一致していたので特に言うことはないんですが、ミミコさんに迫っていたところはエロエロな感じでした(爆)
どちらかというと、ミミコさんにジローさん弄りの仕方を指南したのが今回の大きな役どころだったかと!(爆笑)

○ザザお兄ちゃん以下の兄弟達
今回の一番の萌えキャラは嬉々として弟いじりをするザザお兄ちゃんでした。
ヤフリー君との会話シーンは可愛すぎて悶絶するかと!

実はカーサよりもザザの方が年上のような気がするんですが、本人あんまり気にしていないみたいですね。
まぁ兄弟姉妹で年上が年下の面倒を〜という概念があるのは東アジアの方だけでセム一神教の文化圏だとあまりそういう概念はないという話は聞いたことがあるんですが。
しかしジローさんを指して確変とか言うな。爆笑しちゃったじゃないか。

7番目のヤフリー君はシスコンの片鱗を見せる辺りが可愛いなーと。
これから成長する余地はあると思うので頑張れ。
そして5番目と6番目は顔見せ程度だったので次回以降に期待。

○その他
クロウさんがコタロウの台詞のみで1回しか出てきませんでした…orz
セイとケインは2巻でジローに対して冷たかったですが、カーサだの、カンパニー社員の思惑だのを見た後だとジローに対して一番優しいのがこの二人に見えてくる辺りが笑えます。

次は短編集ということなので、書き下ろしに倫敦か、香港か、聖域時代の話をぜひ!
でも5月までの新刊案内には載っていないようなので早くて6月ですかね…。

■2005/3/20 追記
見返してみたらなんでこんなに長々と感想書いているんだろう。
しかもキャラ語りばっかりで(笑)
2巻の感想で気になっていた各章のタイトルですが、まんまとは言えないものの、下の句取りになっていました。

■検索で来られた方へ。
カテゴリに「あざの耕平 好きの馬鹿話」がありますので、よろしければご笑覧ください。

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コメント

どうも~あざの信者の圭吾です。本屋を回るに回って最後の店でBBB発見!ひたすら歓喜しました(笑)
読後は爽やかでしたね。キャラクターが増えると聞いて、把握できるかどうか不安でしたが全く苦になりませんでした。うまいですね~自分としては期待以上でした。
ザザなんですが変人兄貴ということで水原信司と比較してどうなんですかね?(笑)弟もいい味出しています。

コメント返信ありがとうございました。やっぱりあざの先生はいいですよね!(笑)

投稿: 圭吾 | 2005年3月19日 (土) 17:44

コメントありがとうございます。

ザザと水原信司との比較ですが、水原兄の延長線上にザザが居るのは間違いないとは思いますが、それだけでもないのかな、と。
なんだか良くいえないのですが。
でもザザと水原兄とだったらザザの方が性質が悪そうです(笑)

ブートレガース、Dクラッカーズとずっと兄弟ネタを出しているあざのさんのことなので兄弟ネタを前面に出してきたBBBに期待しましょう。

投稿: とらま | 2005年3月20日 (日) 23:49

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