【映画:感想】ロード・オブ・ウォー
すみません。これ、すごく重かったです。
YAMATOよりもある意味で重かったです。あちらは60年前のお話ですが、こちらは現在進行形です。
ネタとしては、冷戦時代にウクライナからアメリカにユダヤ人の振りをして移住した青年が、世界の紛争地を巡って武器を売りまくって富を得て、家族を失う話。
かなり淡々と話が進むので、メリハリが無いと言えばそうなんですが返ってそちらの方が重く感じるという…。
特に最初、仕事を手伝っていた弟がヘロイン中毒になるあたり、淡々と進んできただけに「え?」と思うんですが、最後まで見終わって最初から振り返ってみると、主人公がまるで気にしていないのに、弟は人が死ぬシーンで反応していてそういったことが積み重なってあぁなっていったのかな、と。
そういった意味で弟は普通の人間。
武器商人は才能だ、という台詞が作中でありますが、確かに妻も子供も両親も弟も愛しているのに、武器を売った後、その後どうなるのかの想像が欠落している、あるいは想像しても気にしないでいられる、さらには目の前でそれを見てもまったく気にしないというのは、確かにある種の才能かと。あるいは、特性かな?
まぁ作中の主人公はあくまでもフィクションなので、実在の武器商人達がどういうメンタリティをしているのかはわからないのですが、少なくとも映画を見ていてそう思ったということで。
一応これは、反戦映画というくくりになるらしいんですが、見れば見るほど欝になって反戦意欲が失われるという困った映画です。
ただ、「需要があるから供給がある」というのが資本主義の前提なのだとしたら需要を止めるのが最善手。よって100年後の平和を目指して民の教育から〜だと思うんですが…、正直、アフリカ大陸には手をつけたくないというのが日本人としての私の本音。
どうせあそこは欧州の庭なんだから、あいつらに始末つけさせろというのが私の意見なんですが、やらないんだろうなぁ…この60年ほったらかしどころか、武器を売りつけまくったの欧州だし…。
ところで、この映画の最後のテロップを見て、戦争に負けるのもそう悪いことでも無いかもしれないとこっそりと呟いた自分がいることを、ここに書き残しておきます。(勝つに越したことはないんだけど)
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