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【映画:感想】博士の愛した数式

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原作既読です。映画化の話が出る前に呼んでいたのでハードカバーです。
書店で文庫版を見るとなんだか残念な気分に…。(←本の形態にはあまりこだわらない人)

そして、いま原作を探しても見つからない…。どこに置いたっけ?というわけで原作を確認できずに書くのでなにか変なことを書いていたら突っ込みよろしく。

以下、ネタバレです。


良い映画でした。原作とはこまごましたところが違いましたが映画としてまとまっていたので、原作未読者でも過不足無く見れる出来だったと思います。

ただ、原作既読者としては「テープ」が壊れてしまった後の描写が見たかったな、と思います。
ところどころでの細かな描写でも泣けましたが、あそこからは怒涛の涙が…。
映画でそこまでやってしまうと重くなりすぎるという判断なのかな?

あと博士と義姉との関係をかなりはっきりと説明しているのは減点対象。
原作のぼかしぶりが好きだったので全部台詞で説明されてしまうとちょっと嫌。
他のところはおおむね満足しました。

ところで薪能のシーンですが、あれは現在のシーンなのか事故が起こった夜なのかが微妙にわからないです。
博士も義姉も特に若いメイクではなかったので現在のシーンだと認識したんですが、なんだかわかりにくかったです。
そして、おそらく能の演目に何かしらの意味があるのだろうと謡を一生懸命聞いていたのですが、私のスキルでは聞き取りできませんでした。
結局演目が何なのかも判らなかったので、確認のためにパンフレットを購入。「江口」という曲だそうです。

内容を知らなかったので、Google先生に聞いてみたら、「遊女が普賢菩薩と変じて昇天する話」だそうで、薪能のシーンから義姉のシーンが続くところを見ると、ここでいう「遊女」が義姉であり悟りを開くというか、なにかしらの心の平安を手に入れるという解釈でよいのかしらと思います。
木戸を開くシーンにもまた繋がるんでしょうけど。

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コメント

はじめまして。
薪能のシーンは、事故前です。義姉が「私」に子どもの話をする下りで確か、言ってたと思います。
私もトラックバックさせていただいた記事を書いてから、とらまさんのように解釈してる方の記事を読み、納得しました。
トラバ記事も良かったら見てみてください。

投稿: しずく | 2006年2月 9日 (木) 20:09

しずくさん、いらっしゃいませ。ようこそ。
こちらからもTBさせていただきました。

薪能についてですが、もしかして事故があった日と同じ演目をまた見に行ったのかな?と思ったんです。
普通に考えれば、事故があった日の能なんでしょうが、何しろ二人とも10年前のはずなのに今と変らないんですもの(笑)もっと若作りしても良かったと思います。

投稿: とらま | 2006年2月10日 (金) 22:19

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