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【小説:感想】BLACK BLOOD BROTHERS 6巻 九牙集結 / あざの耕平

アニメも始まって絶好調な第6巻です。
鬼引きにもほどがあります。

既刊の感想は以下のリンクでどうぞ。
長編 1巻/2巻/3巻/4巻/5巻
短編 1巻

以下、ネタばれです。


誰が怖いって、賢者殿が一番怖いと思った第6巻。
特区でも屈指の強さを誇るゼルマンをあとずさりさせるってどれだけ怖いんですか。

で、まぁ今回は「覚悟完了」なお話。

ジローさんにしても、ゼルマンにしても。ミミコさんにしても、サユカにしても。
自らの立場を見つめなおし、見直し、心決めて、覚悟を決めた。そういうお話。

ただ単に覚悟を決めただけであって、『実質は何も変わっていない』という辺りがミソ。

ゼルマンはやはり死を求めるのであり、ジローさんも使命に殉じるという選択をする辺りが凄いな、と。

普通、女の子が頑張ったりしたら、考えを変えたりするものじゃないかしらと思うのですが、考えを変えずに初志貫徹な辺り、あざの耕平という作家を褒め称えたいと思います。(基本的に、私はジローさんの行動方針の第一が賢者殿であれば良いと思っている人間なので満足しただけなんですけれども)

でも、『実質は何も変わっていない』とは言え、覚悟決めたのと決めていないのとでは格段の差があるので、意味はちゃんとあるのでしょう。

で、ここで覚悟決めたジローとミミコ(とゼルマンとサユカ)は良いとして、なんだか可哀想になってきたのがコタロウ。
今回覚醒しかけということで、変な言動が多かったわけですが、それでも素のコタロウは何かしらの予感めいたものは持っていても、何も知らないし、当然何の覚悟もしていないわけですよね?
寝室での「兄者、いなくなっちゃうの?」のシーンはなんだかとても可哀想でした。
とはいえ、賢者の設定が未だに不明なところが多いので、コタロウが可哀想なのかどうかは謎なんですけれども。「あの、うそつきめ」に繋がるのがこの辺りなのかなという気もしなくはないのですけれども。

ミミコさんの告白から続く一連の流れとジローさんの回答に関しては、長い人生、それもまた人生の深みが増してよいんじゃないかなぁとか思った時点で自分が年を食ったということに気がついてしまって、あぁ嫌だ嫌だ(笑)

そしてそんな2人を見て叫ぶ賢者殿を見て、ミミコさんをけしかけるために覚醒仕掛けて見せたんじゃないでしょうね?という気分になりました。
賢者殿のあの台詞はアダムに対しての宣戦布告なのか、共闘宣言なのか微妙にどちらとも取れそうになっていて嫌な雰囲気でもあったり。
やっぱり賢者殿が一番怖いです。

そういえば九龍王の名前は、やっぱり「アダム」でしたね。
実弟が人間なので、始祖は人間の突然変異なのかとも思うのですが、その辺りは今後の楽しみということで。


で、後は親父連中。
今回、鬼引きされていますが、陣内部長がこのまま退場だったとすると、それを受けて、尾根崎会長にはぜひとも根性を見せていただきたいかな、と。
セカンドカンパニーの設立が確証されているので、現カンパニーが無くなるは確定なんですけれども、このままなくなってしまうと、尾根崎があまりにも情けないので、張さんともども活躍してもらえればな、と思います。

張さんといえば、今回は「管理職と中間管理職の違いを~」のあたりでなんか妙に受けました。
確かに陣内部長はその辺りわかって居なささそうです。組織の統率者が率先して前線に出ちゃ駄目ですってば。


【ここからは趣味の発言なので読まなくても良いです。】

今回出てきた「赤い牙」の運用マニュアルが読みたい。すごく読みたい。
作中でも出てきていましたが、フィジカル、メンタル両面のケアってどうやっているんでしょうか。
極秘部隊なので、吸血鬼になると隊員は家族との接触も出来なくなるでしょうし、兵站の問題もある。しかも不老不死のメンバーの生活を軍が永遠に保障しなければならなくなるわけですよね?よくもまぁ設立したものだというか、志願兵がこれだけ集まったなぁというか。
「赤い牙」については、設定が特殊なのでこれを部隊にして小説一本作れそうな気がするんですが、というか、私が読みたいです。

以前ちらりと書いた尾根崎会長メインの短編は何かの間違いで出る可能性もありますが、「赤い牙」メインだなんて、まず間違いなく出ないだろうと思えてしまう辺りが悲しいところ。むう。


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